チェアってどうよ

色んなチェアのハナシとか

アルヴァ・アアルトとは どういう人か?


アルヴァ・アアルトとは、フィンランドのデザイナーです。
建築家、都市計画家でもあります。
その作品は家具やガラス食器などの日用品から、建築、絵画に至るまで、さまざまなものがあります。

 


スウェーデンのグンナール・アスプルンドと並び、北欧でもっとも著名な近代建築科です。ユーロ導入まで、フィンランドで使われていた50フィンランド・マルッカ紙幣には、彼の肖像が印刷されていました。 

 

 

 

アルヴァ・アアルトとは、独立当初、建築設計事務所を運営していました。
初期の作品は、労働者会館などに代表される、新古典主義的なテイストでした。
その後、モダニズムへと転じます。

 


この天気が、コンペで一等を獲得したパイミオのサナトリウムです。 

戦後は、アメリカ合衆国の建築家から招かれ、マサチューセッツ工科大学客員教授をつとめ、MIT寄宿舎やベーカーハウスを設計します。
サンタクロースの町である、ロヴァニエミの復興では、年計画段階から携わり、図書館や市庁舎、住宅なども設計しました。

 

 

 

ガラス器でも、高い評価を受けています。
パリ博覧会に出品したアールト・ベースは、世界的に評価を受けました。
アルテック社という会社では、家具をデザイン、販売しています。
マイレア邸の施主、ハッリとマイレのグリクセン夫妻とハールと妻アイノとの共同設立という形をとっています。

 


北欧の家具は、雰囲気があるので、魅力的ですよね。
国民的な人気のあるデザイナーだからこそ、評価も高いです。

ハンス J. ウェグナーって知ってる?

ハンス J. ウェグナーとは、デンマークの家具デザイナーです。
500種類の椅子をデザインしたことで知られます。
20世紀の北欧デザイン界に、大きな鋭意今日を与えました。

 

 


その作品は、ニューヨーク近代美術館など、さまざまな場所におさめられています。 ハンス J. ウェグナーは、13歳から家具職人のもとで修業を続け、17歳のときに、指物師のマイスターの資格をとります。
そして国立産業研究所に通い、木材についての研究を続けます。
20歳まで、家具職人のもとで修業を続け、そのあと、兵役のために、コペンハーゲンへ出ます。

 


兵役が終了した後も、そのままコペンハーゲンに残ります。
23歳のときに、コペンハーゲン美術工芸学校に入学し、家具設計を専攻します。
その後、アルネ・ヤコブセンの事務所に勤務し、オルフス市庁舎の家具デザインの設計を手掛けます。

 


その後、独立し、さまざまなデザインの家具を発表します。
コペンハーゲン美術工芸学校で教えることも、続けていました。
デンマーク協同連合会家具部門のために、家具デザインも続けました。 

ハンス J. ウェグナーとはアメリカ、メキシコに滞在もし、新しい感性も育てた人物です。

 

 


1984年には、デンマーク女王から、ナイトの称号を得ています。
生まれ故郷であるトゥナーには、ウェグナー美術館が建造され、彼の作品が収められています。

 

 


チャイニーズチェアやピーコックチェアなど、さまざまなデザインの椅子は、いまも人々に愛され続けています。

フィン・ユールとは?

フィン・ユールとは、デンマークコペンハーゲン生まれのデザイナーです。
デンマークの建築家であり、家具デザイナーです。
アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと並ぶ、デンマークの近代家具デザイナーの著名人物です。

 


1912年生まれで、1934年に、デンマーク王立芸術アカデミーを卒業しています。
1935年より、ヴィヘルム・ラオリッツェンの事務所に勤務し、1940年には、ペリカンチェアを発表しています。1945年に独立しました。代表的な作品は、ペリカンチェア、ポエト、アームチェアなど。

 

 


アームチェアNV-44は、この世に12脚しか存在しない、幻の椅子です。 

フィン・ユールとは、日本でもファンの多いデザイナーです。
日本の飛騨高山の、家具メーカーキタニの敷地には、高山フィン・ユール邸があります。これは、彼の自邸を忠実に再現した建物です。

 

 


キタニととは、実はつながりがあるデザイナーなのです。
キタニは日本の家具メーカーです。しかし、本国でも制作されていない、北欧家具のライセンス生産をすることで知られています。
研究熱心で、技術力もたしかなメーカーです。

 

 


だからこそ、北欧デザイナーとして有名な、彼の私邸がレプリカされているんですね。
高山には、工場とショールームの両方があります。
気持ちがいい、山の中に建てられています。

 


遊びに行くと、専門家ならではの、技術的な話を丁寧にしてくれます。
ショールームも素敵なので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

ロッキングチェアってどう?

ロッキングチェアは、椅子の脚の下に、カーブをつけた板をとりつけたものを言います。ゆらゆらと動かして、揺り椅子のようにして使えます。 

 

 

通常の椅子というと、4か所で床に接するものです。
しかしロッキングチェアは、2点でしか、接していません。
座ると、体や脚を揺らし、体の重心を前後させることができます。
ゆっくりとやさしく揺れることから、やさしい印象を醸し出すことができます。
スローライフの象徴ですね。

 

 


ゆらさずに使ったときでも、ストレスを軽減させるという意味で、役立つ椅子です。
椅子が、体の重心が釣り合うところまで、自然と傾くため、無理ない姿勢で座ることができるからです。 

 

 

 

トラディショナルなロッキングチェアは、木製でつくられていました。
この名前を聞いて、まず思いつくのはそれですね。
しかし現在では、スチール製のパイプと、合成繊維の背面、座面でつくられた、現代的なデザインのものもあります。

 

 


やわらかい材質でつくられているので、ハンモック的な乗り心地を体感することができます。こういうタイプの椅子がひとつあると、ストレス軽減に役立ちます。
仕事から疲れて帰ってきて、この椅子に座る。
ゆらゆらと揺れて、体を休ませる。
これで、明日への活力がわいてきそうです。

 

 


折りたたみになっているタイプのものだと、使わない時は、壁に立てかけておいて、スペースを節約することもできます。
日本の狭い家屋でも、折りたたみ式の椅子なら、使いやすいですね。